日本のシンボルとして親しまれている「桜」。
その桜を使った唯一の伝統工芸品、「樺細工」は、東北自生の「樺」=やまざくらの樹皮を使って作られます。
東北の厳しい自然とその神秘が、古くから再生可能な工芸品を生み出し続けて、現代に。
古都角館の奥ゆかしき風情と歴史が、日本人のこころに息づく「茶」の文化に深くかかわりながら、
今、新たな発展を遂げようとしています。
秋田、角館。
武家屋敷と桜並木が美しい「みちのくの小京都」角館。
かつて秋田支藩の城下町として栄えた歴史ある町です。
「樺細工」は、その江戸の繁栄時に、下級武士たちによって印籠(薬入)など作られたことが発祥。
侍の信条にて、妥協を許さない一品入魂の作風を厳守しました。
また、それはいわば、大切なもの、大切ないのちを守るための道具でもあり。
その精神性は、まちの風情と工芸にあらわれます。
自ら生まれ変わる、樹皮。
樺を、はぐ。
8月から9月にかけて、東北の山中にて行われる作業です。
山桜は、立木から樹皮をはいでも、全体の3分の1程度であれば、枯れることはなく、
また、はいだ部分はまた再生する!のです。
自ら、また樹皮を作り、 「二度皮」としてまた用いられるのです。
この生命力を重んじ、大切なものを大切につくる。
これは100年以上、この土地で秘かに営まれてきたSDGsなのです。
湿度を保ち、密閉。
はがされた樹皮は、2年間乾燥させてから、加工されます。
樹皮にはもともと、湿度を保つ性質があるため、これを筒状に加工すると、
湿度だけでなく、温度や光を遮る効果のある、道具となります。
また、この円柱の木型に巻き付けでできた一本の筒をカットしてできる筒は、 全パーツが同じ筒からできているので、高い密閉性が保たれます。
だから、すべてのパーツがピッタリフィットするのですね。
だから茶葉の保管にぴったり。
だから、茶葉にぴったり。
日本茶、紅茶、中国茶、、、 でも、それだけではないのです。
コーヒー豆にも。
ティーバックにも。
おやつ入れとしても。
調味料を入れても。
乾きものを入れても。
東北の、山桜の生命力。
そのチカラ、凛と美しく、テーブルにて咲く。
さあ、この筒に、次は何を入れましょうか。
いにしえの、おサムライさまの心粋に、少し感謝をしながら・・・。
【 商品情報 】
FB2501
樺細工 茶筒 中長 80g入
価格 : 9,900円(税込)
サイズ Φ11.0×H7.0
仕様 木製 化粧箱入
FT2513
樺細工 総皮茶筒 茶箕付 200g入
価格 : 11,000円(税込)
サイズ Φ8.0×H12.0
仕様 木製 木箱入
FT9967
樺細工 桜模様茶筒 ひょうたん茶箕付 200g入
価格 : 13,200円(税込)
サイズ Φ11.8×H8.2
仕様 木製 木箱入
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