菊の皿がうちの食卓を料亭に変える!
二十四葉の華びらが魔法のように、普段の料理をゴージャスに。
これがあれば、家飲みグレードが一気にアップします。
日本の伝統文様と漆塗が織りなす魔法の菊皿。
おせちシーズン、漆器売上枚数ナンバーワン(当社比)のこの菊皿。
ディティールにこだわりながらも安価でご提供できる、その理由を探りました。
そもそも、このお皿は何でできているのでしょ~か。。。
漆器には、伝統的な技術を用いた木製の器と、プラスチックを原料とした樹脂製品の器があります。
この菊皿は、樹脂製品。 中でも、木粉加工品※と呼ばれる、
天然木由来のパルプ(セルロース)を半分以上使用したパウダーでできています。
(※木粉加工品は、20stories No.9「Good things come in pairs」をご覧ください。)
このパウダーは、熱を加えると柔らかくなり、ある一定の温度になると化学反応を起こし、 固まります。
ビスケットのように、柔らかいものに熱を加えると固くなるのに似ていますね。
このときに使用されるのが、「金型」。
これが菊皿をつくるときの、「金型」。
なんだか磨きがかかったように、美しいですね。
そもそも、この菊皿を作る成型屋さんは、もともと木地を作る職人さんでした。
木をひとつひとつ刳り貫いて、一枚一枚お皿を作っていたのです。
しかし、数量を求められる時代となり、約60年前に、 ローコストで、一度に数を沢山作ることはできないものか?と考えだされたのが、
「金型」をひとつ作ってそこにパウダーを入れて圧縮するという、この製法だったのです。
では、「金型」はどのように作られた?
「金型」を作るには、
そのもととなる「木型」を作る必要があります。
この菊皿にも、その親であった「木型」があったのです。
こちらが「木型」です。
(菊皿とは別の木型です)→
これも、木地を作る職人さんのお仕事。
成型でも、木で作る皿と全く同じように、細部にまでこだわった商品にしたい。
そんな思いが、この「金型」からも伝わってきますね。
初期の「金型」は、すべて手作りした木型を元に製作した金型ばかり。
今ではパソコンで図面を作り、機械で細かな彫りなども再現できますが、 昔は、彫りなどもすべて手作業で一つ一つ彫ったものが原型ですので、昔の「金型」ならではの漆器らしい形状になっています。
今でも現役でがんばる「カナガタじいちゃん」。
あなたがいてくれるから、たくさんの菊皿が出来るんですね!
9月9日は大人の雛祭り。
日本の五節句のうち、9月9日は、「重陽の節句」のといい、 菊の薬効により、不老長寿の健康を祝う日とされています。
また、この日は、3月3日の「後の雛」という日にあたり、 おとなが健康や幸せを願ってもう一度雛人形を飾る日、つまり、「大人の雛祭り」と呼ばれているそうです。
漆の触感が食事をより上質に引き上げて、 ふだんの食事もグレードアップ間違いないこの、「菊皿」。
お刺身や一品料理を盛れば、
菊の模様が後光のように、 自然と料理を盛り立ててくれます。
ふだんのおにぎりも、ちょっと粋に、
すばやく料亭モード!
洋のテイストにもマッチ。
もちろん中性洗剤で洗えるので、お手入れも簡単です。
かつての職人さんの知恵と技の結晶が、 子々孫々にまで行き渡り、日々の食生活に潤いを与えてくれている。
カナガタじいちゃん、ありがとう!
いつまでも、不老長寿でがんばってくださいね!
【 商品情報 】
YJ1301
菊皿 朱
価格 : 3,080円(税込)
YJ1303
菊皿 黒
価格 : 3,080円(税込)
艶やかに潤んだ漆の質感が美しい朱塗と黒塗の菊皿。
直径21cm程の大きさは使い勝手が良く、贈り物にもおすすめです。
お買い求めは、下記の取扱店舗にてお願いいたします。